ハイドレーションのススメ

梅雨が明けたと思ったら全国で連日猛暑日を記録しておりますが皆さんご無事でしょうか?
私は何とか元気です…と言いたいところなのですが、昨日仕事中に急に体調が悪くなり非常にしんどい思いをしながら仕事をしていました(汗)。
明らかに熱中症の症状でしたが、主な原因は当日時間が無くて朝食をろくに摂ってなかったのと寝不足かと思われます…。

熱中症とこの時期のバイク走行は切っても切れない関係なわけですが、熱中症予防に大事な要素の一つして水分補給があります。
ペットボトル等を携行して飲むのもいいのですが乗車中に飲むのは何かと大変だったりします。
そんな忙しいバイク走行時にも便利な水分補給手段「ハイドレーション(積極的な水分補給)」システムをご紹介したいと思いますです。


※この記事は昨年の夏にやりたかったのですが、すっかり忘れてしまっていたので1年越しの紹介になります…w


・昨年の夏に新調したプラティパスのホーサー(1.0L)です。以前使用していたものが経年劣化でダメな感じになってしまったので石井スポーツにて購入しました。横に置いたモンスターエナジーの355ml缶と比較してもコンパクトなのが分かります。


・ホースを本体から外して水を入れます。ご覧の様に穴が小さいので氷は入れる事が出来ませんし中の掃除はやり辛いです。開口部が大きいジップ仕様もありますのでそちらの方が使い勝手は良いと思います。


・ホースの吸い口です。これを口に咥えて軽く噛みながら吸うと真ん中の切り口から水が出てきます。普段は画像の様に切り口が閉じているので水が漏れる事はそうそうありません(たまに漏れてますw)。


・洗浄等する際には吸い口を分解する事が出来ます。まずは画像の様に白い外側の部分を剥きます。


・すると水色の部分が露出しますのでそれを引っ張れば分解完了です。戻す時はまた外側を剥いてから水色の部分を押し込むとやり易いです。


・本体に水を1L入れてみました。点滴のバッグみたいですね(実際にプラティパスは点滴のバッグを作っているみたいですが)。使用する時はこの向きでないと水が吸えませんので注意。


・さて、便利なハイドレーションもそれを運搬するバッグパック等が無いとまともに運用出来ません。私は以前からドイターのレースというバックパックをハイドレーション用に使用しています。元々自転車用に購入したものですが非常にフィッティングが良くて使い易いです。


・このパックパックはハイドレーション対応なのでそれを入れるスペースが設けられています。オレンジ色のフラップが見えますがこれをハイドレーションバッグに空いている穴に通して「吊るす」事が出来ます(こうしないとバックパックの中でハイドレーションバッグが自重でグニャっとなってしまいますね)。バッグの中身を冷やしたい時は一緒に保冷剤を入れておくと効果があります。


バックパックの上部にハイドーレションのホースを出す穴が設けられています。


バックパック上部から出したホースを固定しておける機構が右のベルトに付いています。更にプラティパスのハイドレーションバッグのホースにも予めクリップが取り付けられていますので、これを更にベルト等に留めればホースがブラブラして邪魔になる事がありません…が、外したクリップをいちいち留めるのは面倒なので私は一度外したら宙ぶらりんにしてますw


・嬉し恥ずかし自画撮りです。ヘルメットの隙間からホースを突っ込んで水をチューチュー吸う事が出来ます。これなら走行中でも余裕で飲めますね。


・ここからは余談になりますがジャケットの「下」にバックパックを背負ってのハイドレーション運用についてです。ジャケットの上にバックパックを背負うとベルト等が邪魔になってしまうなって時にこれがオススメです(ラリー等でこういうスタイルの方をたまに見ますね)。バックパックのサイズが大きいと難しいのですがレースでは問題無く出来ました。私の愛用しているMSRのアタックジャケットには画像の様なループが取り付けられているのでそこにホースを通してみました(ハイドレーション用かは不明ですが)。他のエンデューロジャケットにはこういった運用をする時の為にホースをジャケットの外に出す為の穴が予め付いているものもあったりしますのでそれを活用するといいと思います。


・襟元からホースを出してみました。それ程邪魔には感じませんですしホースの長さも丁度良いです。私としてもバックパックのベルトがジャケットの上にあるのがちょっと気になってしまうので今年はこのスタイルでいってみようと思います。


ハイドレーションシステムの紹介は以上でございます。

公道でチューチュー吸ってると何やら必死に感じてしまうかもしれませんが、熱中症等の危険性を考えれば何も問題無い行為だと思いますので積極的に利用したいですね(自転車乗ってる時にボトルから水飲むのと一緒ですね)。

それと気になるハイドーレションバッグの中に入れる飲料に関してですが、私としては「水」が一番良いと思っております。
確かに運動中はハイポトニック飲料が良いと思うのですが、スポーツ飲料等はハイドレーションバッグに匂いが付いてしまうのと、その飲料がヌルくなってしまった時の不味さが水の時よりも増してしまうのが地味にネックだったりします…。
健康の為なんだから我慢しろって感じもしますが、走行中に士気が落ちてしまうのも何ですし私は休憩等の間に市販の熱中症予防の飴を舐めたりしています(「補給の為に結局停車してるじゃん!」ってツッコミは無しの方向で…)。

これから正に夏本番となっていくわけですが、真夏のバイク生活を少しでも快適にするハイドレーションを今年から始めてみては如何でしょうか?


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