「第1回ノースアイランドラリー」DAY2

こんばんは、雪風です。

連日猛暑日が続いていますが皆さん体調は崩されていませんでしょうか?


さてさて、今回はノースアイランドラリーの2日目である6月30日の様子を書いていきますです。

当日の朝は早くから行動開始しないといけない為、4時に起床して準備を開始しました。


・ホテルの部屋から朝日を望む。


・5時半からの朝食はホテルの1階ロビー前にあるレストランでバイキングとなりました。結構豪華だったなあ。


・6時にはホテル前の駐車場に移動しました。



・6時半に駐車場からすぐそばのフェリー乗り場に移動して受付開始。日通の方が対応します。


・「自動車一時輸出入申告書」という書類にサインをします。予めエントリー用紙と一緒に送付した車検証の内容が記入してありました。この書類は日本に帰ってくるまで必要になる重要な物ですので注意。ここで往復の旅券も貰いました。


先日のスタート前に撮影しておいたフレーム番号等の写真をまとめて印刷した紙も一緒に渡されました。これは通関時に番号等を参照する時に使うかも、って事で渡されました。


・バイクの前に置かれているカートは手荷物のバッグを載せる為の物です。


・手荷物のバッグには札を付けて管理します。画像は札の半券です。これを引き換えてバッグを受け取るのかと思ったのですが、この半券は最後まで使いませんでした(あくまで管理用ですかね)。


・その手荷物はこの日通のトラックにまとめて積み込まれます。このトラックはナンバーが付いていないのでフェリーに乗り降りするだけの車両ですね。


・途中でスポット検査というのがありまして私の他に5台の車両が選ばれました(選択基準は人相!?w)。フレーム番号を検査官の方に確認されただけで終わりだったんですけどね。





・これが今回乗船するフェリー「アインス宗谷」です。全長76.7mで排水量2,628tしか無いのでかなり小型です。つまり揺れますw




・7時半に「バイクだけ」乗船。


・バイクを乗船させたら歩いて国際ターミナルに移動しました。


・国際ターミナルのロビー内で待機となりました。今回はサハリン残留邦人の方の一時帰国等と被った様で混雑しておりました。


・大々的に「祝」と書いてあるのが大げさにも見えますが、この航路は毎年決まった日に運行出来るとは限らないものです。今年は6月から9月まで一月に7、8往復する程度になっています。


・国際ターミナルには自販機が見当たらなかったので反対側にあるターミナルに移動してみました。こちらは礼文島等に渡る際に利用するターミナルですね。


自販機で飲み物を買った後は再び国際ターミナルに戻りしばらく待機していると、乗船開始の案内があったのでロビーから奥にある審査場に進み、出国審査を受けてパスポートに出国スタンプが押されました。


・8時40分頃に乗船。画像は船室からターミナルを眺めたものです。テレビカメラが置かれているのが見えますがNHKのものでしょうか。


・そして9時に予定通り出航となりました。さらば日本…。


・こちらは船室内の様子。2等室を1フロア貸し切って使用しました。冷房効き過ぎて寒かったです…。



・船室には日本時間とサハリン時間を表す時計が二つ掛けてありました。ご覧の様にサハリンは日本に比べて2時間時間が進んでいます。


コルサコフまで5時間半もあるのでちょっとフェリー内を散策。売店横の自販機にロシア語で張り紙がしてありました。


・税金の関係で日本のビールが安くなっております。


・後部甲板に出てみました。稚内は既に見えなくなっていました。


・船室に戻って用意されていた弁当を食べてみたり。


稚内市ユジノサハリンスク駐在事務所所長の渡辺公仁人さんのご紹介がありました。今回はお仕事では無くプライベートでのご参加となりました。690エンデューロRに乗られていますです。渡辺さんの後ろにいらっしゃるのは同事務所秘書と通訳をされているインナさんです。


・乗船中に「ロシア出入国カード(通称・EDカード)」の記入を行いました。出入国の2片からなっており、ロシア入国時にパスポートと一緒に提出すると検査官に「入国用」を切り取られて残った「出国用」を渡されるのでそれを出国するまで大事に持っておく必要があります。名前や生年月日を書いたりするのですが凄くマス目が小さくて書き辛かったですw


・そうこうしている内にサハリンの地が見えてきました!


・どんどんコルサコフの港が近づいてきました。


・接岸準備中。建物のデザインがロシアって感じですね。


そして16時半にコルサコフ港に入港しました(ここよりブログ内でもサハリン時間で表記します)。


さっさと下船したいところなんですがここで大きな問題が発生しました。

航行中にも春木さんから説明があったりしたのですが、ヤニーナさんのバイクをフェリーから降ろせないという事案が起きたのです。
どういう事かと言うと、車両の一時輸出入の取り決めに関して「日本人が一時的に海外に持ち出す(持ち込む)事を許可する」という要件があったらしく、日本在住ながらロシア国籍のヤニーナさんのバイクが降ろせないという事態になってしまった様です。
これによりバイクを降ろそうとすると輸入扱いになってしまい莫大な関税を支払う事になってしまうとの説明もあり、止む無くヤニーナさんのバイクはフェリーに載せたままご本人だけ入国する事になりました(ヤニーナさんの救済措置に関してはまた後ほど書きます)。


そんなトラブルもありましたが私たちは下船の準備を進めなければなりません。

前述した様に今回は他の利用者の方も沢山いらっしゃった事と、バイク持ち込みの為に大量の書類一枚一枚に参加者がサインをして、なおかつそれを係員が「一人で」確認しなければならないので相当の時間が掛かりました。
他にも係員はいたのですが何でも「その書類に触る資格が無い」との事で一番偉い係員のみが対応する事になってた様です(とは言うものの、途中からノマドの伊藤さんがお手伝いしてたらしいですがw)。

1時間以上してから書類の確認が終わり、まずは人の方だけ下船となりました。


・サハリンに降り立ちました。まずはバスで入国審査の為に移動します。


・パスポートとビザ、そして先程船内で記入したEDカードを提出します。その後、手荷物(稚内港でトラックに積んだバッグはロビーに既に置かれていました)を検査機に通して問題無ければ入国手続き完了です。


・入国審査が終わりました。奥にあるバスで再びフェリーまで戻る事になります。


・バッグはバンに積み込み宿泊地まで運んで貰います。



・第一村人…では無く野犬がお出迎えしてくれました。何故だか分かりませんがサハリンは野犬が沢山います。


・バスでフェリーまで戻りようやくバイクの下船準備となります。この時点で現地時間19時半でした。


・ここでは現地の検査官が書類を元に一台一台入念なチェックをして不備があったらシベリア送り…と思ったらパッと見で終わらせてしまって軽く拍子抜けw


・下船準備が終わったバイクから次々に下船し、すぐそばの広場に集合しました。



・地元の子供達が遊びに来てました。


・で、その子供達に参加者の方が自前のステッカーをプレゼントしていたので私も子供に混じって「ステッカー下さい!」と手を出したら貰えましたw



そして20時15分にいよいよサハリンステージがスタートとなりました。

コマ図走行区間でしたが、走り慣れてる地元ライダー(現地参加者の方々です)がダートの開始地点まで先導をしてくれる事になりました。


・5.70kmのダート開始地点。ここで一度集合してから再スタートとなりました。


下船からゴールまでの様子は下の動画をご覧下さいませ。



・20時55分に無事ゴール。本日の走行距離は48.72kmでした。


・ほぼゼッケン通りのゴールだったのでまだ人は少ないです。


・目の前にはトナイチャ湖が広がります。


・野良だか何だか分かりませんが猫もお出迎えしてくれましたw



・既にこんなに汚いです…w


・タンクバッグも砂埃まみれです。


・宿泊地のロッジ内にて。3階建てで良い雰囲気です。


・参加者に割り振られた部屋はこの部屋と3階の大広間だけで早い者勝ち、って事だったのでゼッケン早いのを良い事にいち早くこの部屋を確保しましたw


・砂埃でウェアもこんな悲惨な事にw


・部屋にはコンセントがありましたがご覧の様な丸穴タイプなので日本のプラグは当然使えません。私は持っていきませんでしたが変換アダプターと場合によっては変圧器を用意しておくとバッテリーの充電等に使えます。


・この部屋にはシステムバスがありました。スライドするガラスが外れそうだったり、お湯がちゃんと出なかったりなのがロシアクオリティ?他の部屋の方も使いに来たりしてました。


・テレビを付けてみたら海外ドラマ(ロシア語吹き替え)がやってました。


・22時。着替えがすんだら1階の広間に移動し夕食となりました。




・こちらは「Уха(ウハ)」というロシアのスープです。白身魚と野菜が入っています。あっさり味です。


・シマエビのそばに置いてあるのは牛…では無く豚です。ちょっとした味は付いてますが画像にある赤いソースと一緒に食べても良いです。


・正しいウォッカの飲み方。


・私は酒を飲まないので水を飲んでたりしましたが、フタを開けたら炭酸水だったりという事もありました。ロシア語が読めないので実際に飲んでみるまで分からないという楽しみもあります(?w)。


・別の部屋では立派なタラバガニが用意されていたので各自で頂きました。凄く身が詰まってて美味しかったです!


・外もすっかり暗くなりました。向こうに見える光はコルサコフの街の明かりでしょうか。余談ですが食後に「湖に泳ぎに行くぞー!!」って言ってた方たちがいましたが、あれ本当に行ったんでしょうか?w


・早い者勝ちで確保した部屋ですがベッドはご覧の様に一つだけ。4人でこの部屋を利用したのですが、ジャンケンの結果私がこのベッドを使える事になりました。他の皆さんは床にシュラフで最年少の私がベッドで寝るというのは何だか申し訳ないです。


寝床も決まったところでサハリン最初の夜は0時頃に就寝となりました。


DAY3に続く。


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