「北海道ツーリング2018」4日目

こんにちは、雪風です。
北海道から帰ってくる辺りからヤマハのテネレ700が非常に気になっています。
この記事を書いている時点では実車の情報もまだ少ないのですが、出来る限りこのままの形で出て欲しいところです…。



さて、今回は北海道ツーリング4日目である8月15日の模様をお伝えします。

昨夜からの雨はこの日も続いていたわけですが、私は雨音で午前2時くらいに目が覚めてその後ボーっとタープの下で明るくなるまで過ごしていましたw


シラルトロ湖キャンプ場の朝。画像は5時くらいでしょうか。この時点では雨はかなり弱かったと思います。


・朝食は手早くペンネで済ませました。面倒なので湯煎したレトルトのミートソースの袋の中に茹でたペンネをぶち込んで食べたのですが、普通に食べられるし片付けも非常に楽で良いですね。


・燃えるゴミは受付時に購入した指定のゴミ袋を使用して、備え付けのゴミ箱に入れます。本州のキャンプ場だとこういったゴミ処理方法はあまり見かけない気もしますが、キャンプで出るゴミの量だけでこの袋を使うのはちょっと勿体無い様な…。


・林間から見えるシラルトロ湖に別れを告げて出発します。


7時前にシラルトロ湖キャンプ場を出発し、本日最初の目的地である本土最東端の「納沙布岬」を目指します…が、その前にキャンプ場でご一緒した方にオススメして頂いた「フレシマ湿原」に立ち寄ってみる事にしました。


・国道242号を走行中。すっかり雨は本降りになってしまいました…。対向車線に米軍の車列があったのでついついガン見してしまいましたw


国道44号を東に走り、根室市に入る辺りで道道1127号から道道142号に入るとフレシマ湿原への道が見えてきます。


・「見えてきます」と言いましたが、道道142号からの入り口は看板も何も無かったりします(汗)。目印は道路脇のゲートが切れたすぐ先の砂利道ですね。


・フレシマ湿原への道は約3kmのフラットダートになります。


・多少のアップダウンはありますが、道程は終始フラットで安全です。


・林を抜けると眼前にフレシマ湿原が現れました!


・フレシマ湿原はタンチョウやその他希少な鳥類や植物の原生地になっている様です。シーズンが合えば尚良かったスポットですね。


・ちなみに湿原脇のダートは沼のある行き止まりまである程度走る事が出来ます。


・海岸部はゲートがあって立ち入り禁止になっています。


・フレシマ湿原のダート復路で副社長さんをパチリ。ここから再び国道44号に出て東に向かいます。


納沙布岬手前で給油。マップルに「本土最東端のスタンドで給油すると証明書が貰えるよ!」って書いてあったんですが、間違えてその一件手前に入ってしまいましたw


・給油後、納沙布岬に行く前にほんの少しUターンして根室半島を南北に繋ぐダートを経由する事にしました。


・全長5kmのフラットダートです。道中いくつか農場がありましたので農耕車や動物に注意したいところです。


・本当に真っ直ぐなのであっという間に北側に到着しました。ダートの目の前は道道35号になりますので、ここを東に走れば納沙布岬はすぐになります。


・10時半くらいに納沙布岬に到着しました。ご覧の様に霧が立ち込めていて全然景色が見えませんw


・やってまいりました本土最東端。生憎のお天気で目を凝らしても歯舞諸島は見えませんでした。ちなみに、ここまでバイク乗り入れ可能なのでバイクと一緒に記念撮影されてる方もいらっしゃいました。


・岬にある「請望苑」で私は家や会社用のお土産を買って自宅に宅急便で送りました。ジャスト1万円で送料無料になりました。


・コーヒーを飲みながらルート確認。本日最後の目的地、「網走監獄」はまだまだ先です…。


11時くらいに納沙布岬を出発し、国道44号→国道243号→国道244号と海沿いの道を走っていきます。


・昼食は決めてなかったんで走りながらそれっぽい場所に入ろうって事で、国道44号沿いにあった「道の駅スワン44ねむろ」に立ち寄りました。


・道の駅内のレストランで根室市の郷土料理「エスカロップ」を食べてみました。バターライスの上にデミグラスソースをかけたトンカツが乗っている「白エスカ」です(ケチャップライスだと「赤エスカ」らしいです)。とても美味しかったです。


・国道244号を走行中。この時点で雨は殆ど降っていませんが霧で景色は全然見えず…。


・網走はまだまだ先…。


・16時頃にようやく網走監獄に到着しました。めっちゃ雨降ってますがライダー多いですねw


・門の手前で入場料を払らいます。が、入り口にもぎりの人がいないんですがそれは…(困惑)。


・時間が無いので駆け足気味に監獄巡り開始です。


・門を入って正面にある重要文化財「旧網走監獄庁舎」に入ってみます。庁舎内は網走監獄設立までの歴史資料の展示やお土産が売っています

・北海道と言えばアイヌアイヌと言えば「ゴールデンカムイ」…という事で、庁舎内に原作者である野田サトル先生の色紙が飾られていました。事前に副社長さんにオススメしていた作品ですが、副社長さんも気に入られていたご様子。アイヌについても詳しく書かれている大変面白い作品ですので皆さんも是非ご覧になってみて下さい。



・画像の「斜め格子は」正面(反対側の房の囚人)からは中が見えず、通路を歩く看守からは隙間越しに房の中が見えるという面白い作りになっています。これは囚人同士で交流させるのを防ぐと共に囚人同士のトラブル防止にも役立ったとか…。


・こちらも重要文化財である「舎房」に入ってみます。


・舎房は五つの房が放射状に広がる「五翼放射状房」という造りになっており、この中央見張り所からその全ての通路を見渡せる造りになっています。


・中に入ってみるとこんな風に複数の通路が一度に見えます。合理的な造りですね。


・何気無く通路の写真を撮ってみましたが、刑務所という事を一瞬忘れてしまうかの様な、ある種幻想的な光景が広がっていました。


・独居房を覗いてみます。人間「起きて半畳、寝て一畳」とは言いますが、ここは正にそれを体現しています。


・懲罰で封筒作りをするおじさん…。


・木張りに布団直置きしてますが、真冬はどれくらい寒かったんでしょうか。先ほど紹介した斜め格子は暖房に考慮した作りでもあったそうですが、この扉を閉めっきりだと…。:(;゙゚'ω゚'):サムィー


・こちらは「休泊所」という簡易的な建物。囚人は出先で泊まり込みの作業をする事が多かったので、この休泊所を作業地に立てて寝泊まりし、作業地が移動すればこの休泊所も共に移動し「動く監獄」とも呼ばれたそうです。


・中はこんな感じで囚人たちが寝食を共にしたそうです。枕は丸太で冬も布団一枚だったとか。


この後は釧路地方裁判所の復元棟を見て、友人向けのお土産を買って宅急便で送ったりして閉館時間と相成りました。


さて、予定ではこの後は呼人浦でキャンプの予定でしたが、雨も降り止まず、また、副社長さんも行きのフェリーの冷房で引いた風邪が治っていないという事で大事を取って「文明的な」宿泊手段を行う事にしました。


・という事で網走駅前の東横インが空いていたので滑り込みましたw


・本日の走行距離。納沙布岬を出てからが長かったですねえ…。


東横インは朝食のみだったので、夕食はちょっと離れた場所にある「蒸気船」という居酒屋に向かいました。


・刺身の盛り合わせ。新鮮!


・ザンギ。唐揚げ!w


・で、こちらは北海道の郷土料理である「めふん」という珍味です。鮭の腎臓の塩辛なんですが、独特のとろみのある食感が特徴で正に酒の肴って感じの一品でした。


蒸気船で夕食と翌日の作戦会議を行った後はホテルに戻り4日目は終了となりました…。


5日目に続く。



にほんブログ村 バイクブログ トライアンフへ
にほんブログ村