「ZEGA-PROトップケース」の取り付けと鍵について

こんにちは、雪風です。
現在放送中のアニメ「ゾンビランドサガ」が非常に面白いです。思わず佐賀県に行きたくなっちゃいました(←ちょろい人)。


ドラ鳥は是非行ってみたいスポットです。


さて、前回は「ZEGA-PROトップケース」のご紹介をしましたが、今回はそのトップケースの取り付けと鍵に関しての記事になります。


まずはトップケースに鍵を取り付ける方法についてです。

ツラーテックのパニアやトップケースは基本的に鍵が付属しておらず、オプションで対応した鍵を購入し装着して初めてロックが掛けられる様になります(もちろん鍵無しでも運用は出来ますが、その場合はケースが丸ごと外せる場合が殆どなので防犯上付けた方が良いと思います)。

今回のトップケースに必要な鍵は下記の二つになります。

「ZEGA-PRO トップケース用 インテグラルロック」(01-050-0870-0)
「ラピッドトラップ用インテグラルロック」(01-050-0871-0)


・上記2種類の内容です。画像左が「トップケース用」、右が「ラピッドトップ用」になります。尚、付属の鍵に関してですが、ツラーテックの製品は同社製品の鍵を一括で管理出来るシステムになっています。以前、私が購入した「ZUMOホルダー」や「パニア用ロック」がそれに当たりますが、そこで使われている鍵の番号を注文時に知らせておくと対応したロックを入手出来ます。これは大変良いシステムだと思います。


・取説は英語と一部にドイツ語表記があるだけですが、図が大きく分かり易いとは思います。


・まずはトップケース用のロックを装着します。蓋の開閉に使う取っ手の黒いゴムを外します。これはもう使いません。


・次にシリンダーをゴムを外した後の穴に入れます。


・取説に「Loctit」の表記が有ったのでねじ山に緩み止めを塗布しておきました。


・後は金色のナットでシリンダーを固定して終わりです。ロングソケットを用意しましょう(私はラビッドトップ用ロックに付属していたソケットで回してしまいましたが…)。


・トップケース用のロック取り付けはこれで完了です。構造が単純なので簡単です。


・次はラビッドトップ用ロックの取り付けです。こちらは少し長くなります。まずはトップケースの中にある樹脂カバーを外します。


・樹脂カバーとワイヤーを外すとこの様な感じになっています。Eリングを引き抜き部品を取り外します。


・この3点は再び使用しますので無くさない様にしましょう。


・すると表のハンドルが引き抜ける様になりますので一度外します。


・ハンドルの下部分の穴にシリンダーを入れます。蓋部分と仕組みは同じですが、取説にLoctitiの表記はありせんでした。一応ここのねじ山にも塗布しておきました。


・付属のソケットでナットを締めてシリンダーを固定します。


・シリンダー装着完了。この時点で鍵を回して動作を確認しておきましょう。


・ハンドルを元の位置に取り付けます。


・先ほど外した部品を元に戻していきます。ワッシャーを入れた後にEリングをハメて固定します。


・ワイヤーを金具に取り付けてからケース側に固定。最後に樹脂カバーを元に戻します。


・これでラピッドトップ用のロック取り付け完了です。


・ここを施錠すれば車体からトップケースが外れなくなります。


・トップケースを頻繁に外すことはそんなに無いとは思いますので、ラピッドトップは基本的に施錠しっぱなしにして、蓋の鍵をメインに利用する形でしょうか。


・ようやく車体に取り付けです。今回はタイガー800XCに取り付けとなりますので専用のラゲッジラックを別途購入になります。ラゲッッジラックもシルバーとブラックがありましたが、どうせトップケースで見えなくなる部分なので少し安いシルバーにしました。


・タイガーのリアラックを固定しているボルト4本を外します。このボルトは使用しません。


・(外さなくていいですが)ボルト4本を外すとリアラックが車体から外れます。テールランプはLEDなのでまずこの辺りを触る事はないですね。


・脱線しましたが作業に戻ります。先ほど外したボルトの穴の上に付属のスペーサーをかまし、そこに付属のボルト(M6x30)を入れてマウントを車体に固定します。


・マウントにトップケースを固定するためのブラケットを固定します。赤丸がM8x16、青丸がM6x16の付属のボルトとナットで固定します。ちなみに付属の丸頭ボルトはトルクを掛けるとなめますので注意しましょう(私は軽くなめましたw)。後々、外す事がありそうな場合は同サイズの強度のあるフランジナット等に交換した方が良いんじゃないかなと思います。


・ラゲッジラック取り付け完了。ガッチリ固定されています。


・上から見るとこれだけ後方にはみ出ています。


・トップケースをラゲッジラックに固定します。まずはケース下面の爪2本をブラケットの穴に差し込みます。


・トップケースのラピッドトップがフリー状態になっているのを確認してから、トップケースの後方をラゲッジラック側に押し付けます。


・後はハンドルをロック方向に回すとラピッドトップが固定状態になり、トップケースがラゲッジラックに固定されます。逆にケースを取り外す時は、ハンドルを動かすとラピッドトップの爪がフリー状態になりますので後はケースを引っ張り上げるだけです。


・これにてトップケース取り付け完了です。後方から見ると高さが凄いですねw


トップケースの取り付けと鍵については以上となります。

取り付け後に少し走ってみましたが、重量に関しては余りに気にはなりませんでした(散々パニア付けて走っているのもありますが)。独特の風切り音が鳴る様になりましたが、これは耳障りって程ではないですし大した事では無いと思います。

一点気になったのが、車体が段差等で振動するとトップケースも僅かに振動し「カタカタ」と音が鳴る点です。
トップケースとラゲッジラックの固定は不意に外れてしまう様な事はありませんが、リジットの様なダイレクトな剛性感にはちょっと届かない感じです。
これは個体差の可能性もありますが、ラピッドトップの様なワンタッチマウントの便利さの弊害かもしれませんね(余程気になる様なら対策を考えます)。



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