こんにちは、雪風です。
ゴールデンウィーク真っ只中ですが、私は未だに期間中の仕事の予定がよく分からない状態で困っています…。
さて、昨日の日曜日は先月に行ってみたら休館で見学出来なかった「東京電力廃炉資料館」のリベンジに行ってまいりました。
廃炉資料館は「第三日曜日と年末年始」が休館という事で今回は問題無い訳ですが、前日に電話して開館の確認まで行うという念の入れようで臨みましたw
・「18時から地元で用があるから早めに行ってさっさと帰ってこよう(←フリ)」という事で朝6時に出発となりました。
自宅を出てからすぐに田沼ICから高速に乗り、東北道で矢板まで走り後は下道で向かう事にしました。
・矢板から国道294号で白河まで抜け、国道118号で玉川方面に抜けて道の駅たまかわで小休止。ここ数日は雨の日が続いていましたが、当日は晴れてくれて何よりでした。
・売店でクリーム沢山のワッフル買ってエネルギー補給。
・で、このまま富岡まで走るだけの予定だったんですが、道の駅すぐ近くの福島空港の目の前にある福島空港公園を覗いてみました。
・公園の中央部分に福島県をタイルで再現した「福島広場」という1/3000スケールのミニチュアがありました。
・この様に福島県を一望できる感じです。画像だと分かり辛いんですが、実際の地形に併せて起伏の再現もされているのが通路の上を歩いてみると分かります。
・磐梯山の頂上に鳥の怪獣が!w
・お次は展望台に登って空港方面を臨む。滑走路とか見えるのかなと思ったんですが、建造物が微かに見える程度でした…。
・気を取り直して園内を歩いていると何故か日本庭園を模したエリアが…。
・シダレザクラがお出迎え。この辺りは今が時期なんですね。
・奥には川と池のエリアが。
・鯉が沢山泳いでいました。
・雰囲気は良かったですね。
このまま福島空港も見に行きたかったのですが、時間も足りなさそうなのでそこはまた次回という事にして前回と同じルートで富岡に向かう事に。
・見学に行く前に恒例(?)の線量測定。前回の計測地点より1km程南ですが1分測定を15分くらい行いました。結果、平均0.05μSv/hとかなり低い数値となりました。
・計測も終わったところで見学スタート。
・入るとすぐに挨拶文がお迎えします。
・入館してすぐに受付で県内又は県外から何人で来たかという記入を行いました。何やら時間がかなり掛かる様ですが、とりあえず順路を進んでいく事にしました。
・展示は結構沢山有る模様。なお、一部の展示は撮影や録音が出来ないとの事でした。
・建物は二階建ての吹き抜け構造になっています。入ってすぐの右手の階段を上がっていきます。
・二階に上がってすぐの場所にシアターホールが有ります。地震発生から事故までの経緯を8分ほどに纏めた上映でした。スクリーン+床にも投影する方式が凄い良かったです。
・シアターを出た後は展示をグルっと見ていきました。こちらは容器や建屋の構造物を実際の材質で再現した物でしょうか。
・展示物は動画で見れるものもいくつか有りました。こちらは先ほどのシアターでも少し映った、福島第二原発での事故当時の再現シミュレーション映像をフルで見れました。
・こちらはエフ・キューブという箱の中に入って見上げる展示で、各作業区の作業風景を順々に表示していく感じでした。スクリーンにグルっと囲まれているので現場にいる様に感じる…かな?
・スクリーンで表示している箇所は中央の画面で場所の確認が出来ます。
・こちらは実際の事故説明でも使われた第一原発の模型。地質の説明も書いてありますね。
・2号機格納容器内のデブリ(堆積物)接触調査に使われたロボットのコントローラーが置いてありましたが、どう見てもPC用のゲームパッドですね。余談ですが米軍でも兵器の運用にXBOXのコントローラーが使われてたりしましたし、何だかんだで都合が良いんでしょうね。
・建屋の復旧工事に関する模型の展示も。こちらは1号機。
・3号機の使用済み燃料取り出し用のカバー。この中にクレーンが設置されます。
・4号機は当時稼働していなかったのでメルドダウンこそ免れましたが、3号機からの水素が排気設備から流入した末に水素爆発を起こした為に構造物を再構築する事に。
・燃料棒の構造について1/1スケールでの解説。
・容器内の調査に関する展示です。壁のディスプレイ+床の液晶での解説。
・1号機の調査には日立製の自走式ロボットが使われました。
・2号機は容器の上からカメラを吊るして調査し、3号機は格納容器内の水中調査の為に潜水艦の様な形のロボットが投入されました。
・こちらは中での撮影が出来ませんでしたが、CGで再現された建造物内等をVRで体験し、作業員の教育や訓練、計画立案に行うというものでした。
・こちらは作業現場の環境に対するQ&Aを纏めたものです。
・日本で初めての自動運転EVバスはここで運用されたんですね。
・敷地内の休憩所の中にはなんとローソンが。
・事故発生後から現場で使用された装備の展示。
・防毒マスクも視界の狭さが改善されたりと変化があったとの事。
・先ほどのエフ・キューブの展示で大量の「下着」と書かれたコンテナが積み上げられている画像を見たのですが、中身はこれの事だったんですね(使用前か後かは分かりませんでしたが)。
・個人用の線量計も種類が有るんですね。
・敷地内は3つのゾーンに分けられ、色によって着用する装備も変わるとの事。
・展示も一通り見終わったので1階の休憩ルームへ。
・4月現在の線量が掲示されていましたが、概ね先ほどの計測通りでしょうか。
・測定器を様々な物質にかざして反応を体験するコーナー。
・「ピピピピピ!」と測定器鳴らして遊ぶおじさん(34歳)。
廃炉資料館の見学を終えて後はどうしようかと迷ったんですが、昼は食べてから帰ろうという事でライダーズピットに登録されている、いわき市の「ダイニングカフェRUN」に行ってみる事にしました。
・14時過ぎに到着したのですが、残念な事にランチタイムは終了していました…(昼は11〜14時半、夜は17〜23時)。
・「また次の機会に〜」という事で一度はお店を出たのですが、その後店長さんからのご好意でコーヒーをご馳走になってしまいました。
・そして、ライズのステッカー(浜通りの青)も頂く事が出来ました。微妙にデザインが違うのでこれが新しいバージョンでしょうか?変更前のが欲しかったんですが、これで3色コンプリート出来ました。次は必ず食事させて頂きます…。
コーヒーをご馳走になった後、お店を14時半に出る事になったのですが位置的に国道49号を目指すのは遠回りなので国道289号を大子の方に向けて走る事にしました。
かなり久しぶりに走ったのですが、この辺りはほぼ信号も無く交通量も少ない山道なので楽しく走れる事を再確認しました。
国道289号、349号、118号、293号と抜けて行き、矢板から東北道に乗って後は田沼まで走りました。
・時計が反射で見えませんが、17時50分くらいに帰宅。18時からの用に間に合わせる為に慌てて着替えたり何だりするハメにw
以上、廃炉資料館リベンジでした。
まだ新しい施設という事もあってか綺麗でハイテクな造りが印象でした。
色々と思うところは有りますが、私としては事故や復旧工事に関する沢山の展示が見れましたし、東電側の意思と誠意が感じる事が出来たので好印象ではありました。
…そして、新たに福島空港とダイニングカフェRUNリベンジの目標が出来てしまったのでした。( ゚Д゚)y─┛~~