「REMUS(レムス)8 スリップオンマフラー」インプレ

こんにちは、雪風です。

いよいよ7月に突入に突入しましたね。

 

さて、今回は1290のマフラーを「レムス」のスリップオンに交換したお話です。

 

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そもそも何故交換したか

 

1290のノーマルマフラーに関しては見た目は特に悪いとは思わない(良いとも思わない)って印象だったんですが、ノーマルの音は何だか「トコトコ」した感じでちょっと迫力に欠ける感じでした。

とは言え、音量は十分大きいので音量は据え置きで、少しでも音質を好みに変えたいなあと思ったのが始まりです。

 

後は「例の10万円」をパパッと使い切ってしまいたいと思ったのも理由の一つだったりします。

 

レムスを選んだ理由

 

1290用のスリップオンは何社からか出ていますが、KTMと言えばやっぱり「アクラポビッチ」なイメージが今は有りますよね(パワーパーツですし)。

 

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アクラも物は良いんでしょうが、装着されている方が多いのと、ちょっとお値段が張るので選択肢からは除外しました。

 

レオビンチはデイトナ675で使った事が有るのと副社長さんが1190で使っているのでパス、SCプロジェクトは五月蝿そう、アローはやっぱりトライアンフのイメージ…って面倒な事を考えていたので消去法的にレムスを選ぶ事になったのが一つ。

 

 後はレムスの「8」というモデルが割と好みの見た目だったのと、レムスがKTMと同じオーストリアの会社であるという事が選択した理由になります。

 

レムスのラインナップ

 

レムスはこの記事を書いている時点で1290用に「8」と「HEXACONE」という二つのモデルを販売しています。

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・今回選んだ「8」です。八角形では無く出口が8に見えるからこの名前なんでしょうか?ステンレス製でマットシルバーとマットブラックが有ります。バッフルが外れるレーシングモデルが有ります(EC非適合)。

 

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・こちらは「HEXACONE」です。こちらは六角形。ステンレス、カーボン、チタンの3種類が有ります。8と同様、バッフルが外れるモデルが有ります。

 

HEXACONEの方が若干、軽量っぽかったのですが完全に見た目で8のマットブラックを選びました。

 

取り付け作業

では、マフラーの取り付け作業を開始します。とりあえず、外観と付属品の確認です。

 

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・マットブラックのサラサラな表面が良い感じです。出口がカーボンになっているのも良いですね。上に貼った画像とロゴがちょっと違います。

 

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・裏側。

 

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・排気口は特徴的な形の穴が2個有ります。私はEC適合品を購入したのでバッフルのボルトは溶接されていて、そのままでは外す事が出来なくなっています(グラインダーで簡単に飛ばせるレベルですが)。

 

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サイレンサーの中ではこんな感じで経路が分岐されていました。

 

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・付属品一覧です。ジョイントパイプ、ステー、液状ガスケット、ボルト類。取説らしき紙はほぼ取説になっていません(汗)。

 

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・まずはノーマルマフラーを取り外します。ヒートガードはボルト1本で止まっているのでこれを抜いてガードを横にスライドさせると外れます。

 

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・続いてサイレンサー根元のバンドのボルトを緩めます。これは再利用するので外さなくてもOKです。

 

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サイレンサーを吊っているステーのボルトを外します。

 

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サイレンサーが脱落しない様に気を付けましょう。赤丸部分のボルトの台座は再利用するので避けておきます。

 

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・あっさりとノーマルマフラーが外れました。やはり重くてデカイ…。

 

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・折角なので重量を測ってみます。校正はしてないので測定値は目安程度にお考え下さい。

 

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・ノーマルマフラーは5.9kgと出ました。重い!w

 

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・レムスの8は2.4kgとなりました(測定単位がグラムになってました…)。その差は約3.5kgとなりますから、かなりの軽量化ですね。

 

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・新しいマフラーを取り付けていきます。まずはジョイントパイプです。

 

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・車体側のエキパイに付属の液状ガスケットを塗ります。出っ張り部分のゴムには塗らない方がよかったかなあと今更に思いましたw

 

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・ジョイントパイプに着いていたヒートカバーを外した上でエキパイに差し込みます。その後、元々付いていたバンドで接合部を覆います。ここは仮止めにしておきます。

 

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・続いてジョイントパイプにも液状ガスケットを塗り塗り。はみ出しても固まる前なら簡単に拭き取れるので多めに塗っておきました。

 

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サイレンサーを取り付けます。車体側のステーに付いていたカラーも再利用します。ステーは長穴なので、位置を微調整して具合の良い位置を見つけ出しましょう。

 

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・先ほど外したボルトの台座を用意します。

 

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・外側から「ボルト→台座→大きいワッシャー→【車体側ステー】→サイレンサーステー、ワッシャー、スプリングワッシャー、ナット」の順で付けました。取説が無いに等しいのでこの辺りは勘です。

 

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サイレンサーの位置が決まったらステーの根元のボルト2本を固定します。ここも長穴なので微調整してから締めた方が良いですね。

 

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・マフラースプリングの位置も合わせたらバンドを本締めします。

 

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・マフラースプリングを装着します。以前スプリングフックを買った気がしたのですが行方不明なので新たに購入しました。ラジペンで作業するのは何気に危ないのでフックを使った方が楽で安全です。

 

 

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・最後にジョイントパイプにヒートガードを装着します。

 

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・レムスの8、装着完了です。付けてみると思ったより細身な印象です。マットブラックも引き締まった感じで大変良いです。

 

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・パニアフレームとの位置関係がちょっと気になっていたんですが、いざ付けると下の排気口も綺麗に収まっています。

 

排気音比較

折角なのでノーマルマフラーとの比較動画をiPhoneで撮影してみました。

手抜きなのでアイドリング+ちょっと回しただけですが、ノーマルに比べると音量据え置きで若干、乾いた様な音質になっているのが分かる様な分からない様な…そんな感じになっています。

 

 

走行テスト

 装着した翌日、運良く晴れてくれたのでちょっとテスト走行してまりました(ちょっとと言いながら300km近く走ってしまったのは内緒ですw)。

 

まず、排気音に関してですが上にも書いた通り五月蝿く感じる事はありませんでした。しかし、スロットルを開けた時の排気音はノーマルより主張する感じで、良い意味でのVツインらしさが出ているなあと個人的に思いました。

 

一方、走行性能に関しては非常に微妙なところです。

メーカーの方ではトルクアップを謳っていますが、これに関しては「言われてみれば低速域がスルスル行く様になったかなあ?」くらいの感じでした。

まあ、大排気量の車両でサイレンサー部分のみの変更では良くも悪くも目に見えた変化は出辛いものなのでここは気にするところでは無い気もします(少なくとも悪くはなっていませんし)。

 

まとめ

 

以上、レムスの8に関するインプレでした。

 

価格は控えめですが造りや仕上げは非常に良く、コストパフォーマンスに優れたマフラーだなと言うのが第一印象でした。

何より、音量を抑えながらも適度に心地良い排気音を演出してくれるのが非常に好印象でした。大排気量Vツインで抜けだけ良くすると、乗り手も気持ち悪くなってくるパルスが腹に響いてきてしまいますからね…(経験者談)。

 

欠点はまともな取説が入っていない事くらいで、非常にオススメ出来る一品です。

 

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