こんにちは、雪風です。
早いものでもう11月。段々と空気も変わってきましたね。
さて、今回は10月31日にSSTRに参加してきたお話です。
今年のSSTRの詳しい事情に関してはこちらをご覧頂くとして、私と副社長さんは10月31日をスタート日と定めました。
・ブレーキランプの件もあったのでゼッケンを貼り付けるのがスタート前日の夜というギリギリさでしたw
・ルールブックには前面に大サイズ、両側面に中サイズの指定がありました。
SSTRのルールとして、「太平洋側で日の出の時間と共にスタートし、日没までに千里浜にゴールする」という大前提があります。
栃木県民としては、「海=大洗」みたいなノリもありますが、大洗だと行って帰ってで同じ場所を走る事になってしまうのと、副社長さんが前回参戦時にそのルートを使っていたので、今回のスタート地点は「お台場」としました。
自宅を3時過ぎに出発して給油。4時前に高速に乗って暗闇と寒空の下を快走し5時半前には有明に無事到着しました(走ってる途中で副社長さんから「エンジンかからない」みたいな連絡が来たりして不穏な感じでしたがこれが後々問題に…)。
当初は青海駅付近で海を見られれば良いと思っていたのですが、どうもバイクを停めておけるスペースは無さそうな気配…。
どうしようかとウロウロしていたら、ゼッケンを付けたバイクが何台か南の方へ向かって行ったので着いていってみる事にしましたw
・で、辿り着いたのが「暁ふ頭公園」でした。自販機とトイレ完備で眺望も良しなスポット。見える範囲でSSTR参加者が20台以上集まっておりました。
当日の気温は一桁台でいい感じの冷え込み具合でしたが、ホットコーヒーを飲みながら日の出と副社長さんを待つ事になりました。
・当日の日の出は6時2分となりました。ちょっと木で隠れちゃってますがSunrise=日の出をバックに一枚。
・で、少し遅れて副社長さんも到着。SSTRシステムのスタート地点登録を行っていよいよSSTRスタートとなりました。
当日、10月31日は「6時2分日の出」、「16時57分日の入り」でしたので、お台場をスタートして10時間ちょっとで千里浜に到着する必要がありました(通常は5月に行うイベントなのでこの時期は必然的に参加者の負担が大きくなります)。
今回のルートでは距離にして400km強なので大した事無い様にも思ったんですが、スタート早々に高速で出鼻を挫かれる様な渋滞に巻き込まれました。
まずは首都高から中央道に出る訳ですが、西新宿の辺りからずっと渋滞。八王子の手前もやっぱり渋滞でここでかなり時間をロスする事になりました。
・談合坂SAに到着。ここまで来るのに1時間半以上掛かってしまいました。ここで給油とSSTRシステムのチェックインを行い1ポイント獲得(ゴールまで最低10ポイント必要)。
談合坂を過ぎてからは渋滞も無くなりスイスイ…と言いたいところなんですが、今度は更埴JCTの手前辺りから事故渋滞でここも結構ガッツリハマる事に(余りに暇で副社長さんとインカムでずっと雑談してましたw)。
・八ヶ岳PAで八ヶ岳を眺めながらチェックイン。1ポイント獲得(合計2ポイント)。
中央道を松本ICで降りて国道158号へ。本日久しぶりの下道をトコトコと西へ走っていきました。
この辺りで既にお昼なんですが、ナビを見ているとゴールまでの予想時間がかなり危険な感じになってきてしまいました。
インカムで臨時作戦会議をしながら走行していましたが、どうも当初のルートで完走が危うい可能性が出てきたのでルート変更を余儀なくされました。とりあえず、予定に入っていた「道の駅 風穴の里」でタッチ&ゴーなチェックインをして2ポイント獲得(合計4ポイント)。
ひたすら国道158号を西へ走り高山を通過し、飛騨清見ICから東海北陸道に乗りました。
道中の飛騨河合PAと飛騨白川PAでもチェックインを行いそれぞれ1ポイント獲得(合計6ポイント)。
本来は白川郷の道の駅も行きたかったんですがパス。五箇山ICで降りて「道の駅 上平ささら館」へ向かいました。
・道の駅上平にて。ここは「指定道の駅」の一つでゴールまでに最低一ヶ所はチェックインしなければならないポイントになっています。チェックインで3ポイント獲得(合計9ポイント)。
・指定の道の駅という事もあり参加者が沢山訪れておりました。この時点で15時くらいと日没までの余裕も少し出てきてようやく小休憩が取れました。( ´ー`)y-~~
上平を後にし、再び五箇山ICから乗り直し。城端SAでチェックインし1ポイント獲得し目標の10ポイントを達成しました。更にその先の小矢部川SAでも一応チェックインと給油。ここで合計11ポイントとなり、後はゴールの千里浜を目指すだけとなりました。
・そして、16時半くらいに千里浜にゴールとなりました。なんだかんだで丁度良い時間となりました。参加者も続々と走ってきます。
・SSTRシステムでゴール地点登録し完走条件達成を確認しました。余談ですが、誤って日の出前にスタート登録をしてしまったので、日の出後に改めて「自由登録(ポイント)」として念の為に位置登録しておきました。
・Sunset=日没をバックに記念撮影。良い一枚です。
・レストハウスまで何故か(?)一直線で抜けられなかったっぽいので迂回して受付のあるレストハウスまで来ました。凄い人だかりでしたが、聞いた話だと当日は950台くらいがエントリーしてたそうです。本来のスタート日となるはずだった先週が500台くらいだったそうですが、皆さんピークとなりそうな先週をずらして来たのでしょうか。
・受付にてSSTRシステムでゴール登録を確認し、SSTRルールブックの表紙にある引換券で記念品等を貰う事に(リストバンドは必要無かった様で)。スタート時間がやっぱり早い訳ですが特に指摘はありませんでした(指摘されたら再チェックインと写真を見せて説明しようとは思っておりましたが)。
・フィニッシャーバッジと焼印入りの丸太を貰いました。千里浜のある羽咋市は謎のUFO推しをしている様でグレイ君が微笑んでおります。
・ゴールゲートはレストハウスの隅っこに鎮座しておりました。来年はこのゲートを潜ってゴールできますかねえ。
辺りもすっかり真っ暗になったところで本日の宿がある氷見まで移動開始。
19時前には氷見に到着し、本日の旅は終了しました。
・氷見のルートインにて。やはりと言いますか、SSTR参加者が沢山来ておりました。
・走行距離は自宅から620km、お台場から503kmとなりました。
・お部屋は広々として良い感じでした。
・昼も食べずに走り続けていたので夕食はガッツリ行きましょうという事でラーメンを食べる事に。お目当てのお店が既に閉まっていたのですが、すぐ近くに良さそうなお店「氷見ラーメン」があったので入ってみる事に。
・こじんまりとした店内ですが良い雰囲気。メニューはちょっと迷いましたが獅子舞ラーメンを注文しました。
・獅子舞ラーメン。煮干しが効いた豚骨スープが非常に好みの美味しさでした。黒いのは焦がしマー油で良いアクセントになっています。麺は太めでスープもよく絡みます。是非またリピートしたいです。
・氷見ラーメンを後にし、ちょっと飲みにでもという話だったんですが付近に目ぼしいお店が無かったのとそんなにガッツリも飲まないので、帰り道のコンビニで翌日の朝食と共にビールを買って部屋飲みとしました。
・そして翌日、11月1日。当日は朝早く出発する為にホテルの朝食は摂らずに部屋で早めに済ませる事となりました。
・6時には出発出来る体勢となりました。気温は低いですが天気は問題無く、良いスタートとなるはずでしたが…。
・前日の朝に引き続き、副社長さんの1190のエンジンが掛からない問題が再発。副社長さんがブースターケーブルを持参していたので私の1290と繋いでジャンプスタートを試みますが始動出来ず…。
1190は以前からこんな調子で、気温が一桁くらいまで落ち込み、エンジンが完全に冷え切った状態になるとエンジンがかからなくなるという問題が有りました。
これはメーカー側も認めてる仕様っぽいのですが、かなり致命的な問題となっております。
症状としてはセルが回ってクランキングもしてはいるものの、始動まで後一歩届かずみたいな感じでして、昨日の朝などは副社長さんが屋外にストーブやらを持ち出して強引に温めつつ、ジャンプスタートで何とか始動したという有様です。
日が登り、気温が徐々に上がるのを見計って始動を改めて試みるものの何度も失敗し時間だけが過ぎていきました…。
他のSSTR参加者の方々が続々と出発するのを眺めつつ、何とか9時過ぎに始動に成功しようやく出発する事が出来る様になりました。
本来の予定では新潟を抜けて奥只見湖に行ってそこから帰路に就く予定でしたが、このままの状態で帰ってもまた同じ事が続いてしまう事が容易に想像出来たので帰りはKTM群馬に寄って状態を見て貰う事にしました。
・小杉ICから北陸道に乗り、上信越の松代PAで休憩と給油としました。
・お昼過ぎていたのでおやきを食べました。つぶあんは無いなあと思いましたが、ニラとキャベツは美味しかったです。
・そして、15時くらいに高崎のKTM群馬に到着。事情を説明して色々と見て頂く事になりました。
診断の結果、ソフト的な問題は見当たりませんでしたが、走行距離とメーカー側のマニュアル的にイグニッションコイルの辺りが悪さをしている可能性があるという事で、こちらは後日、お店で作業をして頂く段取りとなりました。
その後は北関東道で帰り、流れ解散となりました。
・16時半頃に無事帰宅。二日間で1,060km走りました。
以上、ラストにトラブルは有ったものの、完走は出来たSSTR2020の模様でした。
正直なところ、スタート当日も「真っ直ぐ走るだけで退屈かもなあ…」なんて思ったSSTRでしたが、予想外の渋滞と日が短くなった事もあって予定していたルートも変更を余儀無くされ、意外とこの辺りの調整を走りながら行ったりする感じが何故か楽しく感じられる様になりました。
そして、ゴールする頃には眼前に広がる日本海と夕日で気分が盛り上がり、「また来年も参加したいかも。次はどんなルートが良いだろうか…」なんて考えたりもしたとかしなかったとか…w
これからSSTRに参加される方は今後、冬至を前にして更に日が短くなっていくのでルーティングにご注意下さい。
また、場所が場所だけに冬になると凍結の危険が出てくる場所も有るので、その辺りも留意しつつ、あなだけのSSTRをお楽しみ下さい。