「DFG レンジャージャケット」インプレ

平成30年7月豪雨の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。



こんにちは、雪風です。
史上最速で梅雨が明けたかと思ったら、連日の猛暑で参ってしまいますね…。


さて、今回は新しく購入したウェア関係のインプレ第一回となります。

現在使用しているMSRのウェアが購入してから6年経過し、いい加減ボロボロになってきました。
雨の日も風の日も、サハリンまでも一緒に行ったウェアもそろそろ買い替えの時期になった様なのでネットで色々と調べていると、「DFG(ダートフリークギア)」から「レンジャー」の名を冠したカッコイイウェアが発売されている事を知り、これは良さそうだと早速購入してみました。


三橋淳さんが着用してカッコイイ走りを魅せる製品紹介動画です。


◯外観

・正面。ポケットが沢山有りますね。蛍光イエローの部分はリフレクターです。カラーのラインナップは3色有りますが、今回は真っ黒なMSRのウェアと反対の「アイボリー/ブラック」にしてみました。

・背面。DFGのロゴが目立ちます。リフレクターは背中に二箇所あります。ちなみにDFGのハンガーがオマケで付いてきました。


◯フィッティング

さて、機能を色々と紹介する前に一番大事なフィッティングについてです。
この製品は日本人向けのサイズらしいのですが、後述にもあるインナーも含めて「小さめ」に作られています。
海外のMSRのジャケットのサイズが「M」で丁度良かった(チェストプロテクターや冬にライナーを着ても)ので「Lサイズにでもしておけばいいだろ…( ゚Д゚)y─┛~~」と高を括って注文し、いざ着てみると妙にキツイ…。
「インナーもあるから…」とインナーを外して半袖Tシャツ一枚で着てみましたが、それでも腕の動きが阻害される感じが有り、これは流石にいかんと止む無く「XL」へサイズ交換となりました。
サイズチャートは「M〜XXL」までの4サイズに胴回りにゆとりのある「B」がそれぞれにサイズに設定されている様ですが、出来れば事前に試着をお薦め致します。出来ない場合は普段着てるウェアのサイズの「一つ上」を選んでおくと良いと思います。


・袖の部分に絞り調整アジャスターが二箇所あります。袖口はファスナーとベルクロで開閉となります。


・二箇所をビシッと固定すると袖がバタつきませんね。


・腰の部分にも絞り調整アジャスターがあります。


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・背中のポケット横にも絞り調整アジャスターがありました。


・前立てのフラップは上下別体になっています。これにより姿勢を変えた時に動きを妨げないとの事。それぞれベルクロとボタンで固定します。


・前立ての上側は開いた状態のままボタンで固定できる様になっています。


・襟元はフラップで固定。また、開いたまま襟元を固定出来る様にフックが付いています。上記の機能と併せて、これはファスナー全開でベンチレーションとして使う為のものでしょうか。


・腰の裏側にはパンツと連結する為のファスナーが付いています。


◯収納

ジャケットには表面に六箇所、内部に一箇所のポケットが付いています。MSRのジャケットより三箇所も増えて使い勝手が増しました。


・まずは胸のポケットです。左右サイズは一緒でiPhone8plusが余裕で収まるサイズです。赤丸の少し膨らんでいる箇所にはそれぞれ磁石が入っているのですが、これについてはまた後ほど…。


・続いて腰のポケットです。左右とも同じサイズですが、右側には小さいコインポケットも付いています。Gopro3が1個収まる程度の大きさです。


・また右腰ポケットの下にはDリングが付いています。カラビナとかを付けて鍵等をぶら下げておけます。



・試しにグローブをぶら下げてみました。


・左腰ポケットにはデイジーチェーンが付いています。ここもカラビナとかを付けて物をぶら下げておくのに使えます。個人的には画像のプラスチックのカラビナが小型軽量で使い勝手も良いのでお薦めです。



・背面には大きなポケットが一つ付いています。マップルが2冊入る十分なサイズです。


・左胸の内側にもインナーポケットが有ります。ここもiPhone8plusが入る大きなサイズです。


・実は北海道に行った時に気付いたんですが、左右の脇にハンドウォーマーポケットがありました。寒い時に手を入れておく為のポケットです。


◯ベンチレーション


ファスナーで開閉するベンチレーションが八箇所付いています。


・肩部分。


・胸にも有りますがここはちょっと特殊です。胸ポケットを開いている状態でベルクロは外すとポケットが半分だけ折り畳めます。


・外側に折り畳むとベンチレーションが現れます。先程の磁石はここでポケットがバタつかない為に付いていたんですね。なお、ポケットを半分折り畳む事になるので収納サイズは半分以下になってしまいますが、一応ポケットは機能します。


・腕部分。


・背中部分に二箇所。ここはファスナーが上下に付いていてどちらからでも開閉出来るのですが、着たまま操作する事を考えてのものでしょうか?(ちなみに私は体が硬いのでまともに操作出来ませんでしたw)


◯インナージャケット

レンジャージャケットには「防水/透湿/防風インナージャケット」と「サーマルインナージャケット」の二つがセットになっています。前述の様にこれが内側に入っている関係もあってサイズがタイトになっていたりしますが、これは両方とも任意で取り外すことが事が出来ます(なお、サーマルインナーだけの運用は取り付けの関係上難しそうなので、寒い時はまず防水インナーを付ける方が良い様です)。


・まずは防水インナーの取り外しから。ジャケットの胸の内側辺りにループが付いていて、そこにボタンで固定されているので外します。


・袖口の辺りにもループで固定されているので取り外します。ここのループは縫製が弱いので注意。


・襟の内側にもぶら下がる様な形で固定されています。ここで最後です。


・ジャケットから防水インナーが外れました。パッと見サウナスーツみたいですねw


・試しに防水インナーに水をこぼしてみました。暫くそのままにしてみましたが浸みてくる様子は無かったです。


・取り外した防水インナーを収納しておけるスタッフサックが付いています。ナルゲンボトルと同程度の大きさなので、冬以外はパニアにでも入れておこうと思います。


・サーマルインナーは防水インナーの内側に付いている形なので、次はこれを外していきます。インナー同士がファスナーで連結されているので外します。


・袖口のループも外します。


・防水インナーからサーマルインナーが外れました。モコモコのちゃんちゃんこですw


◯プロテクション

ジャケットには予めCE規格のプロテクターが内臓されていますが、あくまで最低限レベルの物なので防御力は専用のプロテクターには劣ります。


・ジャケットを開くとベルクロで固定するタイプのチェストプロテクターが出てきます。


・前立ての内側にベルクロが付いているので、そこにプロテクター正面のベルクロを貼り合わせて使用します。ベルクロが縦長なので、ある程度胸の位置に合わせて調整出来ます。


・本当に最低限って感じのサイズです。ちなみにベルクロでプロテクターを固定したままジャケットの脱ぎ着をする事は可能です。


・背中にもプロテクターが入っています。


・肘と肩にもプロテクターが入っています。


長くなりましたが、以上がレンジャージャケットのインプレとなります。

とりあえず、フィッティングや機能性の紹介だけなので、ベンチレーションの性能や防水性等はまた別の機会にご紹介出来ればと思います。

この製品のシリーズのコンセプトは「ウェアだけでほぼ全てのシーズンとシチュエーションをこなす」的な感じになっているのかなと思います。
実際にそれが出来るかどうかは兎も角として、スタンドアローンで運用出来る装備は私個人の趣向に合っているので、今の所は好感触です。


※「レンジャージャケット&パンツ」の耐候性についてはこちら

※「レンジャーパンツ」のインプレはこちら

※「レンジャーグローブ」のインプレはこちら



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