「MSR Cold Pro」インプレ

こんばんは、雪風です。
この時期は普通車の免許を取りに来ている学生さんが多過ぎて教習の予約を入れるのも一苦労です。


さて、冬もそろそろ終わりってところなんですが先日購入した冬用グローブのインプレをしたいと思います。
今まではOGKの冬用グローブを使用していたのですが、いい加減くたびれてきたので新たに調達しようと考え、折角なのでウェアと併せて冬用グローブもMSRで統一してみようと思い「Cold Pro」というグローブを購入してみました。



・こちらがMSRの「Cold Pro」になります。アウターシェルは「ナイロン Suplex」製。何だかレイングローブみたいな感じですね。


・手の甲(ナックルガード)は「ネオプレーン」製。同社製のATKグローブの様に「D3O」を採用しているかと思ったのですが、これだとプロテクション性は殆ど無い様な気がしますのでオフロードコースでの使用を前提としているのでしょう。


・ライナーは山で流行り(?)の「Outlast」を使用しています。「Hipora」の防水裏地と「Thinsulate」の断熱素材も使用しているとの事で随分とハイブリッドな作りですね。


・手のひらは「Chamude」という素材でこれは人工のスエードらしいです。しっとりとした感触なんですがこれをグローブの手のひら部分に持ってくるのはどうなんでしょ?お世辞にもグリップ性が高いとは言えません。


・手首のストラップはマジックテープで固定します。リングで一度折り返して固定するこの方式はしっかりと固定し易く評価出来ます。


・実際に装着してみました。ライナーのニットカフは手首より更に上の部分までカバー出来ます。ピッタリとしているので風の侵入を防げそうですね。


・普段のグローブのサイズ選択はMサイズを基準としているので今回もMサイズをチョイスしました。フィッティングはキツ過ぎず、ゆる過ぎずといった感じで指先は少し空いています。操作性は可もなく不可もなくといったところでしょうか。


・で、ここからこのグローブの個人的な問題点。ちょっと説明し辛いのですが、ウェアの袖をグローブの中に仕舞い込もうとすると(ブーツインならぬグローブイン?)グローブのアウター部分が短い&ニットカフとの隙間が殆ど無いせいで袖を覆う事が出来ませんでした。


・と言うことで、ブーツアウトならぬグローブアウト状態にする為に袖をちょっと(画像はオーバーですが)捲ってからグローブを装着して…。


・こういう風に装着するしか無いっぽいですね。この方法だと隙間から風が入り易くなっちゃうんですよねえ。袖口が初めから絞ってある様な作りのウェアではこれが出来ない可能性が高いですね…。


・防水性に関して。小雨の中の走行では問題無かったのでシャワーをぶち当てるテストを実施してみました。画像の様な強さで1分程当て続けていると指の付け根辺りからジワジワと浸水してきました。完全防水では無いですが余程の雨で無い限りは耐えられそうですね。


最後は防風・耐寒性についてです。

氷点下の通勤時間時のテストでは走行時間が短かったのもありますが全く問題無し。
気温が一桁台の状態での長時間走行では手の甲の部分がちょっとずつ冷えてくる感覚がありました(寒くて仕方が無いって感じにはなりませんでしたが)。


インプレは以上となります。
記事を書いていて改めて思ったのですが、冬用グローブとしては並過ぎるスペックなんですよね…。
件のグローブイン・アウトの関係で同時に着るウェアを選ぶっての問題ですし、正直なところ数あるグローブからわざわざこれを選択する意味もあまり無いかと思います。
敢えて利点を上げるとすると、表面がプロテクターやら何やらでゴツゴツしてないので汚れが落とし易そうと言った位でしょうか…。

結論としては冬のオフ走行(特にコース)での運用が一番良さそうだと思いましたです(小並感)。


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