喜多方の廃線を巡るツーリング

こんにちは、雪風です。

昼間の気温もぐんぐん上がってきていよいよ春本番という感じになってきましたね。

 

さて、今回は4月3日に副社長さんに誘われて、福島県喜多方市に存在していた鉄道「日中線(にちゅうせん)」の跡地を巡ったツーリングのお話です。

 

ja.wikipedia.org

 

日中線は国鉄時代に「山形県の米沢から喜多方を結ぶ鉄道」の一翼を担うという計画で運行が始まったものの、実際は喜多方駅から熱塩(あつしお)駅間の僅か11.6kmのローカル区間のみでその生涯を終えた鉄道です。

運行期間は1938年〜1984年の50年足らずですが、奇しくも運行最後の年が私の生まれた年と重なっておりました。

 

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・当日は7時半に宇都宮ICそばのファミリーマートに集合。天気はまあまあですが気温がえらく低かったです。午後から雨予報が出ていましたが、さて…。

 

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・宇都宮ICから今市ICまで高速を使い、そこから鬼怒川温泉郷を抜けて毎度おなじみの道の駅たじまで小休止。道端には普通に雪が残り、気温も5℃と冬の様相でした。

 

 

道の駅たじまを後にすると少しずつ気温が上がってきて一安心。

会津方面に向かって国道121号をひたすら北上していきました。

 

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・今回の目的地「日中線記念館」に到着しました。

 

 

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・記念館は熱塩駅舎の跡地を利用しており当時の雰囲気が結構残っています。

 

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・駅舎の中をそのまま資料館として使っていて雰囲気は悪くありません。

 

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・当時の貴重な写真も沢山展示されています。

 

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・ダルマストーブが時代を感じさせますね。

 

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・トイレはちゃんと使えましたw

 

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・駅看板も残っています。

 

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・敷地内にはラッセル車のキ287(キ100形)が鎮座しています。

 

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・機関車に押されて雪かきをする貨車なので動力はありませんが図体はゴツいですね。屋根のエアタンクは除雪翼を動かす為の物だそうな。

 

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・車内もチラッと覗けました。大きな筒が二本横たわっていますが、これが除雪翼を動かすシリンダーでしょうか。暖を取る為のストーブも見えます。

 

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・オハフ61 2752(国鉄60系客車)が連結されています。

 

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・この客車は車内に入る事が出来ます。

 

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・戦後に木造車両を鋼製に改造したものだそうですが、確かに無限列車を思い出す雰囲気ですねw

 

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・かつて稼働していたと思われる遮断機も残っています。

 

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・転車台の跡地。戦前はここに水を貯めて人力による転車を浮力で補助していたそうです。

 

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・敷地内には桜の木が何本も植えられています。開花の頃にはかなり良い感じのお花見スポットにになりそうですね。

 

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・熱塩駅を後にし、近辺の遺構を巡ってみました。少し南には道端(というか民家の敷地内?)に会津加納駅の駅看板が佇んでいました。

 

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・思わず通り過ぎてしまいそうな感じで残っている線路跡。

 

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・この先は既に道路になってしまっていますが、ここから喜多方駅まで線路が伸びていたんでしょうねえ。

 

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・ちょうどお昼という事もあり、すぐ近くの道の駅喜多の郷にやってきました。

 

 

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・流石というか謎のラーメンメニュー推しです。ラーメンバーガーがメッチャ気になるので入店してみましたが…。

 

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・確認してみると既にラーメンバーガーは既に売り切れ。ラーメンピザだけはあるそうですが時間が掛かるとの事…。ちなみに後で気付きましたが、裏面に気になるメニュー(ニシンの鉢まぶし定食が特に)がいくつかあったのでそっちもチェックしておけば良かったなあ。

 

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・仕方がないので今回は諦めて普通のしょうゆラーメンと餃子を頼みました。まあ、味は普通の喜多方ラーメンぽかったかなあという感じでした。

 

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・食後は駐車場横の溜池で鴨を眺めながら一服。副社長さんとしばし談笑していたんですが、副社長さんのスキーの話を聞いていたら私もスキーを再びやりたくなってきましたw

 

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・帰り足で日中線のしだれ桜並木に寄ってみました。C11 63が静態展示されています。

 

 

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・ここは日中線の線路跡を自転車歩行動と融合させて残そうというコンセプトによって作られたみたいです。その名の通り、しだれ桜が沢山植樹されています。

 

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・線路の先には歩道と桜並木という異色の組み合わせ。とは言え、桜が満開になると絶景でしょうね。

 

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・オマケで展示されているディーゼル車。調べてみてもここに置かれている経緯がよく分からない感じです(保線用?)。

 

その後は天気も怪しい感じになってきたので高速で帰路に就く事に。

磐梯河東ICから磐越道に乗り、そのまま東北道に入りましたが矢板辺りからそこそこの雨に降られてしまい寒かったです…。

 

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・無事に帰宅。走行距離は458kmとなりました。最近は近場をちょこちょこ走りばかりだったので走りごたえがありましたね。

 

以上、日中線の遺構を巡るツーリングでした。

副社長さんと共にこの手の遺構を訪れる事がよくありますが、その度にかつてその地域の住民や産業を支えていた鉄道の興亡に思いを馳せるのが2人の楽しみになっている感じですね。

次は少し趣向を変えて「碓氷峠鉄道文化むら」に行ってみましょうかね?

 

www.usuitouge.com