こんにちは、雪風です。
いつの間にか最高気温が30℃を下回る日も多くなり、少しずつ秋の気配が感じられる今日この頃です。
さて、今回は購入してから1年以上経過しつつも記事にするのをすっかり忘れていたエンデュリスタン製の「トルネード2」のインプレを行いたいと思います。
トルネード2は所謂ドラムバッグ的な製品で、エンデュリスタンお得意の「完全防水防塵」をコンセプトとしたタフな一品です。
私も以前、同社製のタンクバッグ 「サンドストーム4H」を購入しましたが、雨程度ではビクともしない防水性には旅先で助けられました。
今回何故改めてドラムバッグを購入したかと言いますと、キャンプ等でバイクの荷物が大きく増えた際に今までは「パニア+パニア上に括り付け」みたいな感じで納めていました。
まあ、これはこれでスマートで良いのですが、如何せんパニアが全て荷物で埋まってしまいお土産やちょっとした荷物を出し入れするのに難儀(下手すると入らない)してしまう事になってしまいました。
・こんな状態ですね。実はトップケースは常時携行する荷物(緊急用品から雨具やら)で殆ど埋まっており、実質パニア2個で積載を賄っている感じです。
こう経緯がありまして、「キャンプ用品ほぼ全てをまとめて詰め込んでおけるバッグを買って、パニアはフリーに近い形にしたいなあ」というノリで購入した次第です。
・今回はエンデュリスタン正規代理店のJAPEXで購入しました。
・購入当時、「○○円以上購入でステッカープレゼント」みたいなキャンペーンをやっていてそれで貰った様な記憶があるステッカーセット。貼る所決められなくて未だに貼ってなかったりw
・先に書いておきますと、トルネード2はバイクに積載する為のベルトなどが付属しておりませんので別途購入する必要があります。エンデュリスタンでは「ROKストラップ」を自社でも販売しており、この製品の使用が推奨されていますので同時に購入する事をオススメします。
・トルネード2本体。付属品はありません。ちなみに今回購入したのは「Lサイズ」になります。
・サイズ展開は4サイズで結構容量差が有りますね。フレームの無いソフトバッグなので細いシートに大きいサイズを積もうとすると両端が垂れ過ぎてしまう場合があるので注意が必要です。
・ロールトップ(折り畳み式の蓋)の固定はバックル2個のみで行います。
・表面はややザラザラした感じです。
・蓋部分を3回折り畳んでバックルで固定するだけなので簡単に防水性を確保する事が出来ます。防水ファスナーと比べると耐久性が非常に高いのが特徴ですね。
・ガバッと開口部が開けられるので荷物の出し入れが非常にやり易いです。内装が赤一色なのはエンデュリスタン製品の特徴で、内容物を暗い中でも確認し易くする為なんだとか。
・バッグ内側には小物入れ用のファスナー付きポケット1個とメッシュポケットが3個付いています。
・バッグ表側にはクリアポケットが付いています。内側からアクセスするので防水となります。用途としては名札(荷札)とかを入れたりする感じでしょうか。
・バッグ状にはキャリングハンドルが付いています。剛性は十分。
・バッグの両端にもバックルが付いていて、巻き上げた蓋の耳の部分を引っ張って形を整えた上で防水性を確保する事が出来ます。
・お次はバイクへの積載をやってみたいと思います。冬以外でのキャンプに必要な道具を広げてみました。私の場合はツェルトを使うので異様にコンパクトになりますが、その分はタープを入れて物量を調整してみました。
・重い物から下に詰め込んでいきました。開口部が大きいので作業は楽ですね。後述しますが、車体に固定する際にバッグごと締め付けるのであまり脆い物は入れない方が良いかもしれません(入れる際はケースに収納するなど対策を)。
・パッキング完了。キャンプ用具の量は人によるので一概には言えませんが、Lサイズ以上ならまず納まるんじゃないでしょうか。流石にマットはアルミマットは入らなかったので外に固定する事にしました。
・固定する前にシート上に仮積載。Lサイズでもかなりのボリュームですね。荷物を詰め込むと意外と形が決まる(整う)ので思ったより両端が垂れ下がらないですね。逆を言えば、バッグに対して荷物が少ないとあまり具合がよろしくない場合も…。
・ここからは車体への固定を行います。先ほど紹介したROKストラップを車体側に取り付けます。上の短いベルトは耐荷重100kgの強力なゴム製でそこそこ伸びます。
・前述したエンデュリスタン製のROKストラップの特徴であるバックルを利用して車体に固定していきます。外す手間が増えてしまいますが、車体から外れる心配は皆無と言って良いでしょう。
・車体への取り付けはそれぞれ変わってきますので参考までに。私の場合は長いベルトをタンデムステップのヒールガードに付けましたが、ちょっと固定が甘い様なので後ほどパニアフレームの根元に移設しました。
・もう一方の短い方(ゴム)はシート後端のバックルに付けてみました。
・ベルトの位置が決まったら、バッグ本体のベルトループにベルトを通します。ループは数カ所有りますがどれを使っても構わないので、シートの幅や固定のし易さを考慮してベルトを通しましょう。
・ベルトのバックルを留める際は、バックルがループをくぐった状態で行わないとベルトが横にずれる可能性があるので注意。
・後はベルトを目一杯引っ張ってバッグを車体にガッチリと固定しましょう。
・固定完了。たった2本のベルトで車体に押し付けてるだけなんですがバッグはちゃんと固定されています。バッグ自体に前後は無いので気にせず載せちゃってますが、メーカーロゴが後ろ向きになるのが正規だと思いますw
・アルミマットは汎用のベルトを使ってバッグの上に固定してみました。
・バックルを外して蓋を開ければ車体に乗せたままでも荷物の出し入れが一応出来ますが、安定感はあまり無いのでひっくり返さない様に注意しましょう。
・バッグを使わない時はベルトが邪魔になってしまうのですが、その都度ベルトを脱着するのも面倒なので、私は画像の様に交差させてバックルを留めて余ったベルトは縛って挟んでいます。
・バッグを降ろして蓋を広げれば必要な荷物を選んで取り出す事が出来るので、テン場でお店を広げずに設営が行えるのが地味に便利ですね。
トルネード2の積載については以上になりますが、お次は気になる防水性に関して。
ここは流石のエンデュリスタン製品と言ったところで、やはり雨程度ではビクともせず安心して載せっぱなしで走る事が実際の使用で確認出来ました。
・昨年の福井ツーリングでは土砂降りの中を走る事にもなりましたが、タンク上のサンドストーム4H共々、見事に耐えてくれました。
以上、トルネード2のインプレでした。
ソフト素材の防水バッグは他社からも色々と出ていますが、トルネード2はシンプルさとタフさ、そして必要に応じて容量が4種類から選べるというのが大きな魅力かなと感じます。
荷物をギッチリ積めないと両端が垂れ下がってしまう場合がある点や、取り付け用のベルトが付属しないのは難点ではありますが、キッチリと要点を抑えれば見事な旅の相棒となってくれるでしょう。