続・1290のオイル交換をやってみました

こんにちは、雪風です。

沖縄は早くも梅雨明けだそうですが、関東は平年通りだと梅雨明けまでまだ二十日近く有る様で何だかげんなりです…。

 

さて、今回は1290のオイル交換を再び自分でやってみましたというお話です。

 

前回のオイル交換からなんと1年近く経過(!)しておりましたが、走行距離は3,000km程度と少ない状態でした。

 

・オイル交換前にレベルゲージを見てみると結構黒くなっています。先月のSSTR出走前はもっと透明感があったので、その際の長距離走行とオイル自体の経年劣化、更にスタート時に入れた添加剤の洗浄効果で一気にトドメを刺した感じでしょうか。

 

前回入れたワコーズの「4CT-S」の具合が良かったので次も入れようかなあと思っていたのですが、Amazonで見当たらなかったのと4CT-Sの良さが気のせいでは無かったのかを確認する意味も込めて、今回は別のオイルを選びました。

 

※後で知ったのですが4CT-Sは既に廃盤となっており後継の「4CT」が発売されておりました。ただし、「10w-50」の粘度はラインナップから消えてしまいましたのでここは一考の余地有り。

 
(今回の記事では一部工程の詳細を端折っておりますので、前回の記事もご覧になって頂くとより分かり易いかと思います)
 

・という事で今回はモトレックスの「パワーシント」(10w-50)を購入しました。ご存知KTMの純正指定オイルですね。フィルターは前回と同じくキジマ製にしました。

・作業を開始する前にちょっとテスト。先日の作業でイジったスキッドプレートの下面のボルト6本を外し、エンジンガード共締めの横2本のボルトを緩めてスキッドプレートを完全に外さずに作業出来るかどうか確認してみました。結果としては画像の辺りまでしかスキッドプレートが傾かないので横2本も抜いて車体から完全に外す必要が有りました。前面の6本はもちろん触りませんよ?w

・まずは前方のドレンボルトを抜いて廃油。スキッドプレートが無いのでここは廃油受けにそのまま垂れ流せます。なんか微妙に白いのが出てきたけどカフェオレでしょうか。まあ、非常に少量なのでこれは様子見で。ドレンボルトのマグネットとスクリーン(網)はパーツクリーナーで清掃。Oリングはシリコングリスを塗って再利用します。

 

・お次は後方のドレンボルトを抜きます。こちらはエキパイ等があるのでアルミホイルで廃油が流れる経路を確保しておく必要があります…が、ミスって少量の廃油がセンタースタンドの方へ流れてしまいました。こちらも前方と同じ様にドレンボルト周りは清掃して再利用します。

 

・そしてオイルフィルターを交換する為に蓋を外します。

 

・ここで問題発生。前回はスナップリングプライヤーで純正フィルターがあっさりと外せましたが、キジマ製のそれは形状が違う為プライヤーが上手く引っかからずに抜く事が出来ません(純正は天面の窪みに深さが有ってプライヤーがガッチリ引っかかってくれました)。

・ここで裏技。フィルターの天面にコーススレッドをハンマーで「軽く」打ち込むとご覧の様にあっさりと突き刺さります。どうせ再利用しないので外せれば何でもOKですね。抜けない様にドライバーで軽く締め込んでおくと良いです。

・後はフィルターにぶっ刺さったコーススレッドをペンチでグイっと引っ張ればフィルターが無事に抜けてくれます。

 

後は前回と同じ手順で新しいオイルを補給して作業完了。

 

翌日、1時間ほど試走してオイル交換によるエンジンフィールの変化等を確認してみました。

 

 

「人間の感覚はあてにならないな〜」とか思いつつも、4CT-Sからパワーシントに交換して思った事を挙げてみますと…

 

  • アイドリング時の振動が何だか大きくなった気がする。
  • 低回転時のスムーズさ(リニア感)が減った気がする。
  • スロットルをガバ開けした時に何か引っかかる様な感覚が有る様な気がする。

 

全部「気がする」って書いてあってアレなんですが、実際そんな感じなんですよねえ。

パワーシントを入れた現状は別に悪くない(吊るしの状態ですからね)のは確かなんですが、しかし、4CT-Sを入れて試走した時に感じた「良さ」が無くなってる気がするんですよねえ。

 

違うオイルを入れた同一車両を同時に乗り比べ出来れば簡単に答えが出るとは思うのですが、とりあえずはこの状態で暫く乗っていくしかないですね。

前述した様に悪くはないですし、乗ってる内にそんな事はあまり気にしなくなっていってしまうぐらいテキトーなのが人間ですからね…w

 

一応、次回のオイル交換時には以前から気になっていたリキモリの「ストリートレース」を入れて再び変化が有るかどうか確認してみたいなあと思います(更なる沼にハマる可能性も有りますがw)。